希少疾患のパーキンソン病が、パンデミック⁉の時代へ


 『医療法人 札幌いそべ頭痛もの忘・もの忘れクリニック』、理事長の磯部千明です。通常であればさっぽろ雪まつりのシーズンですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?さて、2月初旬の出来事を少し綴ってみたいと思います。
 2月2日(火)診療後にエーザイ製薬の社内講師として、パーキンソン病の新薬を視野に入れた講演させていただきました。パーキンソン病は、何かの一般検査や脳MRIで診断に至ることはなく、neurologist(脳神経内科専門医)の診察が必要です。特に運動症状が出現する前に、便秘や寝言および臭いが分かりづらいなど、まさか脳疾患のパーキンソン病の前駆症状とは思い難い症状から始まります。コロナパンデミックと言われる社会情勢ですが、近年の超高齢社会に伴い、「パーキンソン病パンデミック」とも称されています。
 2月3日(水)夕方に、当クリニックと医療連携させていただいている「奥泉整形外科クリニック」を見学させていただきました。院長の奥泉知郎先生は、出身大学が私と同じで岩手医科大学の1年先輩です。15年経っている今の建物は、重厚な鉄筋でできており、リハビリ室も広々としており、うらやましいと感じました。待合のサイネージ風のスライドショーで情報を発信していました。当クリニックでも情報発信をアップグレードして行こうと思います。

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 2月6日(土)診療後に産業医研修会がありました。帰り道に少し歩くと、通常は雪像のある時期の大通り公園は、今年は、イルミネーションのみです。人もまばらでした。今年のオリンピックの札幌でのマラソンや、来年の雪まつりは、開催できるのか?そんな中、近々、コロナワクチンも始まる案内もようやく出始めました。いつどこで誰が、誰に、どのように行って行けるのか?効果を上げる施策が求められます。

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 末筆に、冬と春とが交差し、寒暖差が大きい季節となりました。気圧気温の変動は、気象頭痛のリスク因子と考えられています。
 当クリニックは、『たかが頭痛‥されど頭痛』と念頭に、自己治癒力改善のための健康促進をさらに推し進めるために、頭痛の苦しみからの解放、パーソンセンタードケアを理念に、全ての国民が元気で活躍する長寿社会の実現、オンリーワンクリニックとして全力をあげて参ります。

 

 

 

 





2021年2月9日(火) 理事長・院長 磯部千明